
先週末は、ゲヴァントハウス・オーケストラ(Gewandhaus Orchester)の設立275周年イベントへ行ってきました。
ゲヴァントハウス・オーケストラとは?
1743年、世界初の市民階級による自主経営オーケストラとして発足した。それまでの宮廷専属(歌劇場含む)オーケストラと異なり、このオーケストラの誕生で、自らの城や宮殿などを「演奏会場」として音楽を聞いていた王侯貴族のような身分・階級でなくとも、入場料さえ払えば誰でもオーケストラ演奏を聞けるようになった。
(引用元:ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 – Wikipedia)
当時としては画期的なオケだったんですね!そんな由緒あるオケが、無料で会場を解放するなんて、行くしかありません。
ちなみに建物ですが、1884年に建てられたオリジナルは第二次世界大戦の空襲で破壊されており、現在のホールは1981年に再建されたものだそうです。
イベントではゲヴァントハウス内の様々な会場で時間別に演奏があっていて、観客は好きな演奏を聴くためにそれぞれ移動している感じでした。
今回は、ホワイエでのピアノ、終演後すぐ上階でホルン四重奏、その後今回の目玉、ゲヴァントハウス・オケの3つを観ました。
何と撮影okだったので、インスタに動画をまとめています♪
下の画像をクリックして頂けたらわたしのインスタへ飛びます〜
オケの演目はシューベルト「交響曲第2番」でした。
久しぶりにクラシックの生演奏の良さに触れました。。チューニングの、いよいよ演奏が始まるドキドキ感は本番ならではで、たまりません。あとみんなで息を「スッ」と吸って音を合わせる感じ。。!!
熱くなってしまいました。部活でバイオリン(しれっとコンミス)やってたので、オケは青春です〜
途中指揮者さんが何か説明しててみなさん笑ってたけれど、私が聞き取れたのは「シューベルトは初めてだよ。何ていうか、つまらないんだよね。。」でした(笑)
その後きちんとフォローしていらっしゃったけどそこまでは聞き取れませんでした!残念。
写真ではあまり観客が見えませんが、オケの正面側はいっぱいでしたよ〜
日本でオケのコンサートを観るには、チケットに高い料金を支払います。海外オケだと誘致料がかかるので、特にです。さらに小さな子どもは騒いだりするため、あまり見かけません。
ですが、このイベントでは入場無料ということもあり、小さな子連れの家族連れが本当に多かったです。
楽器を叩く真似をしている子、音が大きくなるにつれて体を揺らして楽しんでいる子、じっと奏者を眺めている子、それぞれがのびのびと音楽を楽しんでいる環境がとてもいいなあと思いました。
あと、きちんとしたオケのコンサートでは「交響曲の楽章終わりで拍手はしない」という暗黙のルールがあるのですが、今回はそれもみんな気にしてなかったです。普通に拍手していました(笑)オケは気にせず、中断せずに進めていました。
演奏は素晴らしかったですが、会場はカジュアルな雰囲気で、とてもいい経験でした!
後ろの大きなパイプオルガンには、ラテン語でオケのモットーが刻まれているそうです。
Res severa verum gaudium
英訳:True pleasure is a serious business
真の楽しみは真面目な仕事だ、といった日訳になるでしょうか。かっこいい!!
今度はきちんとコンサートも観てきます。
ちなみにこのイベントは、meetupというSNSを見て知り、国際色豊かな初対面の人たちと、10人くらいで観てきました。
みなさんの街にも何か面白い集まりがあっているかもしれません!是非チェックしてみてください:)