
さてさてドクメンタレポ、後半分も公開します。
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Friedrichsplatz
webで情報をチェックしていると、どうやらパルテノン・オブ・ブックスの本はもらえるらしいことが判明!
どうしても欲しかったので、列に並びました〜
精一杯ズームしてこれくらいですが、本がびっしり・・・
降り出した雨の中、30分くらい並びました。
えっと、、、雑!!!!!
冊数の制限はないようでした。英語の本を探し出して、無事ゲット( ´ ▽ ` )やった〜〜〜〜
サリンジャーの「ライ麦畑で捕まえて」です!
え、ポール&ヨナス?待ってくれた上に写真撮らせましたすみません!笑
満足したので、ギャラリーに戻ります。
Fridericianum
↑この作品、すごく好きでした。風景写真かと思いきや。。。(下に続く)
手前の大きな黒いテーブルを違う角度から写しているだけなのです。
↑機織り機は心電図を織りなし、(下へ続く)
ベッドカバーへ。
↑1948年と2000年に、イスラエルにより破壊されたパレスチナの418の村へのメモリアル。テントには名前が刺繍してありました。
↑刺繍途中の部分も。ボランティアで刺繍した人の名前リストが横にあり、日本人らしき名前を何人か見かけました。
↑Rena Papaspyrouによる作品。ギリシャ・アテネの道で拾った素材、捨てられた家の壁の一部などを使ったアート。彼女にとって、街はアートの実験の場であるだけでなく、素材・コンセプトが生まれる場所
↑スペインの画家、ゴヤの有名な絵ですね!!
ここで私はタイムアップでした!
なんだか不思議な縁で出会ったポール&ヨナスともまた会えるかな〜元気でね〜ciao!と案外あっさりお別れして、帰りのバスへ。
バスは1時間遅れで到着でしたが(ドイツらしい)、帰りは大きな虹が出ていました。
ドクメンタレポ、ほとんど写真になりましたが、いかがでしたか?
私が訪れたのは14-15日で、さすがに最終週とあって人が多かったです。
こんなに大きな芸術の祭典に参加したのは初めてでしたが、ナチスなど政治的な意味合いを含んだもの、子どもの飢餓を訴える作品もあり、「アートの強さ」を感じました。
例えばインスタグラムの流行然り、言語よりも視覚で訴えることが重視されてきている今、人の心に訴えかけるのに一番強い言葉を持っているのはアートです。
さらにドクメンタで感じたことは、アート=敷居の高いものではないこと。街をあげて楽しんでいる印象を強く受けました。
観客も、私のような一般客がほとんどだったと思います。
私はアートの知識はほとんどありませんが、すごく楽しむことができました。
例えば、「え、これチョークで丸描いてるだけじゃん・・・私にも描ける・・」とか思うものも中にはありましたが(失礼)、全部分かろうとしなくてもいいのだと思います。分からないものは分からないで良いんです、きっと。笑
こう思えたのも、ヨナスがチョークの丸を見ながら、「これ、なんていうか・・・見とれちゃうね」とにやっとしながら呟いたからでした。
驚いて「えっ、これが好きなの?」と聞いたら「ハハッNO〜〜〜〜」と言われました。それで、「なんだ、この人たちも分かってないんだ!じゃあいっか」と思えたのです。
日本では・・・というか少なくとも私のいた福岡では、教科書に載っているような絵はたまに観に行く機会があっても、現代アートは全く身近ではありませんでした。
でも現代アート、本当に面白いし、それはもう右脳が刺激されまくりました。私は今回「あ、そういう発想か〜」とか「見てこれ!面白いよ!」とかそういうことばっかり口にしていた気がします。笑
何はともあれ、今回ドクメンタを経験できて本当に良かったです。
次の開催は5年後。その頃には私は少し成長して、チョークの丸に感動しているかもしれません。