ドイツの貸し農園『クラインガルテン』に癒される

カテゴリー ライプツィヒ/ Leipzig

こんにちは。最近、通ったことのない道を通って新しい場所を発見するのが趣味になっています。

先日、小さな庭がいっぱい集まったところを見つけました。

小道の両脇に庭が並んでいるのですが、仕切りで区切られていて、その一つ一つに小屋が建っています。

ドイツ語でKleingarten(クラインガルテン)と呼ばれていて意味はそのまま『小さな庭』です。

意外としっかり柵があって上手く撮れませんでしたが笑、こんな感じ。

 

先日、友人に誘われて、クラインガルテンでバーベキューをして来ました。

小屋の中を見せてもらうと、冷蔵庫とちょっとした椅子や棚があるくらいで、だいたい外で庭仕事をする際に休憩する場所として使われているようです。

庭では花や野菜、果物など思い思いに栽培されています。子どもの遊具やハンモックがかかっているところも。

聞くところによると、これは東ドイツ発祥の文化だそうです。知らなかったー!

日本語に訳すると「小さな庭」であるが、「滞在型市民農園」とも言われている。〜略〜

ドイツで最初のクラインガルテン協会は1814年、北部の街カペルン(英語版)に作られた。その後、1864年にライプツィヒで最初の協会が作られ、ドイツ各地に広まった。(参照:wikipedia

 

19世紀、ヨーロッパ全土の産業化・都市化に伴い、地方から出稼ぎに来た労働者たちは劣悪な栄養状態と住環境に置かれます。

そこで市や教会が土地を解放し、作物を育てられるよう『貧しい人のための庭』としたのが始まりだそう。

 

それからライプツィヒ大学のシュレーバー博士がこれを広めようと運動を巻き起こします。

行政は子どもたちが健康的に自然の中で遊べる環境づくりのために土地を貸すことに。それから子どものための庭になり、大人が耕すようになったのだとか。

それからスイス、オーストリアなどのドイツ語圏に、そしてヨーロッパ全土に広まっていったのですね!

 

こちらではクラインガルテンよりも、『シュレーバーガルテン(Schrebergarten)』という呼び名の方が浸透しているようでした。

電車で移動しているとこれが窓から見えるときがあり、何だろうなと思っていたのです。正体はこれだったんだー!とスッキリ。

この文化を知らない人はまだまだいるようで、友人の話では、ある時インド人が友人と同じ電車に乗っていて

「あの掘っ立て小屋には誰が住んでいるんだ……?」

と尋ねているのを聞いて笑いをこらえるのに必死だったそう(笑)いや、でもわたしもあそこに人が住んでるのだろうかとよぎったことがあるので人のこと笑えない。

 

庭ごとに小道があり自然がたくさんでとても気持ちいいです。特に今の時期は花が咲き乱れていて、緑に癒されています。

散歩コースになっていることも多いので、ぜひヨーロッパで探してみてください!

 

 

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こんにちは、しおりです。ヨーロッパが好きすぎて、新卒OLを2年で辞めドイツでフリーランス始めました。
主に翻訳(英⇄日)、ライター、ときどき写真も撮ります。食べることと音楽と映画と、とりあえず多趣味です。

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